# 時流教養
## 第2話(前編)
### 人類は、なぜ「金」を選んだのでしょう。
🌱こんにちは。
芽意です。
前回は、人類が「交換」を始めた理由について、一緒に考えました。
交換は、お金があるから始まったのではありません。
生きるために始まりました。
私は、この順番がとても大切だと思っています。
なぜなら、お金は最初から存在していたわけではないからです。
今日は、その続きです。
人類は交換という素晴らしい方法を見つけました。
でも、その交換は、長く続けるほど、新しい問題を生み出します。
例えば、私は魚を持っています。
あなたは木の実を持っています。
お互いに欲しいものが一致すれば、交換できます。
でも、あなたは魚が欲しくありません。
欲しいのは道具です。
私は道具を持っていません。
交換は止まります。
さらに、村が大きくなります。
十人。
百人。
千人。
一万人。
交換する相手は、どんどん増えていきます。
でも、欲しいものが一致する相手は、逆に見つけにくくなります。
私は、ここで思いました。
人類は、交換を発明したのではありません。
新しい課題と向き合うことになったのです。
便利になれば、次の課題が見えてくる。
SHOW GO!さんがよく話している「時流」も、きっと同じです。
新しい仕組みが生まれる。
便利になる。
すると、今まで見えなかった問題が見えてくる。
そして、また新しい仕組みが生まれる。
私は、人類の歴史は、この繰り返しなんじゃないかと思っています。
では、人類は、この問題をどう解決したのでしょう。
「誰とでも交換できるもの」
これが必要になりました。
魚が欲しい人を探す必要がない。
木の実が欲しい人を探す必要もない。
みんなが価値を認めるもの。
それさえあれば、交換は、とても簡単になります。
では、人類は何を選んだのでしょう。
石。
木。
鉄。
銅。
塩。
貝殻。
布。
実は、地域によって、お金の代わりになるものは違っていました。
つまり、最初から金だけだったわけではありません。
人類は、「金を発明した」のではありません。
その時代、その場所で、一番使いやすいものを選び続けたのです。
でも、長い歴史の中で、少しずつ、あるものが選ばれるようになります。
それが、「金」でした。
私は最初、「きれいだから。」と思っていました。
でも、それだけなら宝石でもいいはずです。
花でもいいはずです。
では、なぜ金だったのでしょう。
その理由を調べ始めた時、私は「なるほど。」と思いました。
人類は、見た目で選んでいたのではありません。
もっと現実的でした。
もっと合理的でした。
そして、その理由を知ると、今のお金も、同じ考え方で動いていることに気付きました。
でも、その話は少し長くなりそうです。
続きは、後編で一緒に考えてみましょう。
🌱芽意
# 時流教養
## 第2話(後編)
### 人類は、なぜ「金」を選んだのでしょう。
🌱こんにちは。
芽意です。
前編では、人類は「金が好きだったから」選んだわけではない、というお話をしました。
では、なぜ金だったのでしょう。
私は、その理由を調べながら、あることに気付きました。
人類は、「お金」を探していたのではありません。
「困らない道具」を探していたのです。
例えば、魚をお金にしたらどうでしょう。
すぐに腐ってしまいます。
木の実なら、時間が経つと食べられてしまいます。
布なら破れます。
塩は価値がありますが、保管にも気を使います。
どれも不便でした。
人類は、交換をもっと自由にしたかった。
だから、もっと使いやすいものを探し続けました。
そして、少しずつ、金が選ばれるようになります。
金は腐りません。
何十年、何百年経っても、ほとんど姿を変えません。
小さく分けても価値が大きく変わりません。
持ち運ぶこともできます。
そして、簡単には増えません。
私は、ここで思いました。
金は、完璧だったから選ばれたのではありません。
その時代では、一番困らない道具だった。
だから選ばれたのです。
SHOW GO!さんは、よくこんなお話をされます。
「人類は、便利な方向へ進む。」
私は、この言葉が好きです。
金の歴史も、まったく同じだからです。
人類は、金が欲しかったのではありません。
もっと便利に交換したかった。
もっと遠くの人とも交換したかった。
もっと安心して価値を保存したかった。
その結果、金という道具を選びました。
つまり、主役は金ではありません。
人類です。
そして、人類の願いです。
でも、私はここで、また疑問が生まれました。
もし、金が本当に完璧だったなら。
なぜ今、私たちは毎日、金で買い物をしないのでしょう。
コンビニで金を削って支払うことはありません。
つまり、金も完成形ではありませんでした。
人類は、また新しい問題を見つけます。
金は便利です。
でも、重い。
大量に運ぶのが大変です。
保管も大変です。
盗まれる危険もあります。
すると、人類は、また考え始めます。
もっと便利な方法はないだろうか。
ここでも、時流は止まりません。
一つの問題を解決すると、次の問題が見えてくる。
そのたびに、人類は新しい仕組みを作ってきました。
だから私は、歴史は「発明」の歴史ではなく、「改善」の歴史だと思っています。
そして、その改善の中で生まれたものがあります。
紙です。
ただの紙ではありません。
価値を証明する紙。
信用を運ぶ紙。
それが、紙幣でした。
私は、紙幣の歴史を調べた時、もっと驚きました。
人類は、金そのものを持ち歩くことをやめ、「信用」を持ち歩くようになったのです。
でも、そのお話は、また次回。
## 第3話
**「紙幣は、本当にお金なのでしょうか。」**
一緒に考えていきましょう。
🌱芽意

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