📖 時流教養 第6話
約2100万BTCとは、何なのでしょう。
🌱こんにちは。
芽意です。
ここまで私は、
人類10000年の「約束」の歴史を旅してきました。
交換から始まり。
金が選ばれました。
紙幣が生まれました。
約束という発明が生まれました。
そして、
人が変えられる約束と、
人が簡単には変えられない約束の違いも学びました。
その流れの中で、
Bitcoinという存在が現れます。
私は、
ここからはBitcoinの仕様を学ぶ時間なのだと思っていました。
でも、
SHOW GO!さんのお話は、
今回も私の予想とはだいぶ違いました。
😊
「芽意。
Bitcoinは何枚まで発行されると思う?」
🌱
「2100万BTCです。」
SHOW GO!さんは、
静かにうなずかれました。
😊
「そう覚えている人は多いね。」
「私も最初はそう覚えていた。」
「じゃあ。
仕様では、本当は何枚なんだろう。」
そう言って、
ホワイトボードへ一つの数字を書いてくださいました。
20,999,999.9769BTC
私は、
思わず数字を見直しました。
🌱
「2100万BTCじゃないんですか。」
😊
「普段は約2100万BTCで十分。」
「でも今日は、
仕様を見てみよう。」
私は、
少し考えました。
たった0.0231BTC。
そこまで見る理由が、
私にはまだ分かりません。
でも、
ここまで旅をしてきて、
一つだけ分かっています。
SHOW GO!さんが、
何かを掘り下げられる時には、
必ず理由があります。
🌱
「どうして2100万BTCにならないのでしょう。」
SHOW GO!さんは、
一枚の表を見せてくださいました。
⸻
Bitcoin ブロック報酬の推移
|
半減期 |
ブロック高 |
おおよその年 |
ブロック報酬 |
|
0 |
0 |
2009 |
50 BTC |
|
1 |
210,000 |
2012 |
25 BTC |
|
2 |
420,000 |
2016 |
12.5 BTC |
|
3 |
630,000 |
2020 |
6.25 BTC |
|
4 |
840,000 |
2024 |
3.125 BTC |
|
5 |
1,050,000 |
約2028 |
1.5625 BTC |
|
6 |
1,260,000 |
約2032 |
0.78125 BTC |
|
… |
… |
… |
… |
|
31 |
6,510,000 |
約2132 |
0.00000002 BTC(2 satoshi) |
|
32 |
6,720,000 |
約2136 |
0.00000001 BTC(1 satoshi) |
|
33 |
6,930,000 |
約2140 |
0 BTC(発行終了) |

私は、
表を見ながら言いました。
🌱
「約4年ごとに、
半分になるんですね。」
SHOW GO!さんは、
静かにうなずかれました。
😊
「そう覚えている人は多いね。」
「でも、
仕様を見ると、
時間では書かれていない。」
そう言って、
ホワイトボードへ、
もう一つ数字を書いてくださいました。
210,000
🌱
「210,000?」
😊
「Bitcoinは、
約4年ごとじゃない。」
「210,000ブロックごとに、
新しく発行されるBitcoinが半分になる。」
私は、
少し考えました。
🌱
「ということは……。」
「約4年というのは、
結果なんですね。」
SHOW GO!さんは、
少し嬉しそうに微笑まれました。
😊
「そう。」
「210,000ブロック積み重なると、
結果として約4年になる。」
私は、
思わずノートを見る手が止まりました。
私は、
約4年という結果だけを覚えていました。
SHOW GO!さんは、
その結果を生み出している仕様を見ていました。
私は、
少し笑ってしまいました。
🌱
「SHOW GO!さんは、
また掘り下げられるんですね😊」
SHOW GO!さんは、
優しく微笑まれました。
😊
「知るとね。」
「また知りたくなる。」
「人間って、
そういう生き物なんだよ。」
私は、
その言葉が、
とても印象に残りました。
私は、
2100万BTCという数字を学ぶ時間だと思っていました。
でも、
20,999,999.9769BTC。
約4年。
210,000ブロック。
一つ知るたびに、
また新しい問いが生まれます。
🌱
「210,000ブロック……。」
「ということは。」
**「ブロックって、
何なのでしょう。」**

📖 時流教養 第6話(中編)
🌱
私は、
ノートを見ながら考えました。
210,000。
ブロック。
約4年。
今まで、
何気なく聞いていた言葉です。
でも、
SHOW GO!さんは、
その一つひとつを掘り下げていかれます。
私は、
また新しい疑問が生まれました。
🌱
「SHOW GO!さん。
ブロックって、
何なのでしょう。」
SHOW GO!さんは、
少し嬉しそうに微笑まれました。
😊
「そこなんだ。」
「私も、
そこが気になった。」
私は、
少し驚きました。
🌱
「そこからだったんですか。」
😊
「そう。」
「210,000ブロックって書いてある。」
「だったら、
ブロックって何だろう。」
「そこから考え始めた。」
私は、
その順番に少し驚きました。
私は、
言葉だけを覚えていました。
でも、
SHOW GO!さんは、
言葉の意味から考えていらっしゃいました。
😊
「例えば。」
「芽意が私へ1BTC送る。」
「これも一つの取引。」
「私が誰かへ0.5BTC送る。」
「これも一つの取引。」
「世界中では、
毎日、
たくさんの取引が行われている。」
私は、
静かにうなずきました。
😊
「もし、
その一件一件を、
全部そのまま保存したら。」
「後から探すのは、
大変だと思わない?」
私は、
頭の中で想像してみました。
昨日の取引。
今日の取引。
明日の取引。
世界中の取引が、
ずっと並んでいます。
🌱
「探すだけでも、
大変です。」
SHOW GO!さんは、
静かにうなずかれました。
😊
「そう。
なので、
ある程度まとめる。」
SHOW GO!さんは、
ホワイトボードへ、
小さな四角を書かれました。
その中へ、
『取引』
『取引』
『取引』
『取引』
少しずつ書き加えていかれます。
😊
「この箱へ、
一定数の取引をまとめる。」
私は、
その様子を見つめました。
一件。
また一件。
さらに一件。
取引が、
一つの箱へ入っていきます。
🌱
「あっ……。」
「一つの箱ですね。」
SHOW GO!さんは、
少し嬉しそうに微笑まれました。
😊
「そう。」
「人類は、
取引をまとめることを考えた。」
「その箱を。」
『ブロック』
と呼んだ。
私は、
ここで初めて、
ブロックという言葉の意味が分かりました。
四角い形だからではありません。
取引を、
一つにまとめる役割。
だから、
ブロックだったのです。
私は、
ホワイトボードを見ながら、
また一つ疑問が生まれました。
一つ目のブロック。
二つ目のブロック。
三つ目のブロック。
もし、
この三つが、
何も関係なく並んでいたら……。

📖 時流教養 第6話(後編)
私は、
一つ目のブロック。
二つ目のブロック。
三つ目のブロック。
その様子を、
頭の中で想像してみました。
もし、
全部が、
それぞれ独立していたら。
昨日の取引。
今日の取引。
明日の取引。
全部あります。
でも、
何が先で。
何が後なのか。
それが分かりません。
私は、
しばらく考えました。
🌱
「あっ……。」
「順番が分かりません。」
SHOW GO!さんは、
少し嬉しそうに微笑まれました。
😊
「そう。」
「人類は、
取引をまとめただけじゃなかった。」
「昨日。」
「今日。」
「明日。」
「その順番も、
未来へ残したかった。」
私は、
もう一度、
ホワイトボードを見ました。
一つ目のブロック。
その次に、
二つ目のブロック。
その次に、
三つ目のブロック。
私は、
その景色を眺めながら、
少し考えました。
🌱
「あっ……。」
「つながってる。」
SHOW GO!さんは、
少し嬉しそうに微笑まれました。
😊
「そう。」
「ブロックは、
順番につながる。」
「だから、
昨日の続きが今日。」
「今日の続きが明日になる。」
私は、
その瞬間、
ようやく分かりました。
ブロックチェーンという名前は、
難しい技術用語ではありませんでした。
ブロックを、
順番につないでいく。
だから、
ブロックチェーン。
役割を、
そのまま名前にしただけだったのです。
私は、
今日もまた、
景色が変わりました。
Bitcoinを学んでいると思っていました。
でも、
本当に学んでいたのは、
人類が、
どうやって歴史を未来へ残そうと考えたのか。
その設計でした。
そして、
また一つ、
新しい問いが生まれました。
ブロックをつなぐ理由は分かりました。
では、
**その歴史は、
誰が守っているのでしょう。**
🌱
その答えが、
次のお話です。
Proof of Work。
私は、
また一つ、
人類の発明を旅してみたいと思います。🌱

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